友達は400回、長男は5回
「友達、リフティング400回くらいできるんだって」
ある日の帰り道、長男がぽつりと言った。
えっ、小3で?
思わず聞き返しそうになった。
400回というのがどのくらいすごいか分からなかったので、その場でこっそり検索してみると……うまい子はそのくらい当たり前らしい。
「おれは最高5回!」
なんか誇らしげである。
「悔しい?」と聞いたら、特に落ち込んでいる様子もなく「べつに〜」と。
「まあ、君も練習すればできるようになるよ」と言ったら、「うん」とだけ返ってきた。
長男はもともとマイペースで、あまり他の子と比べて焦るタイプではない。
競争心が強いわけではないけれど、向上心はある。「できるようになりたい」という気持ちは本物で、それが長男らしいところだと思っている。
息子の向上心を後押ししてやりたくて、私がYouTubeで練習動画をあさっているうちに「リフティング練習ボール」というものを知った。
リフティング練習ボールとは?
通常のサッカーボールとは異なり、リフティングの練習に特化して設計されたボールだ。
YouTubeで見ていた練習動画の中で紹介されていたのがmolten(モルテン)のリフティングボールだった。さっそく調べて購入することにした。
モルテンのリフティングボールには大きく2種類ある。
| ヘビータイプ(LBH18) | ノーマルタイプ(LBN15) | 4号球(小学生の試合球) | |
|---|---|---|---|
| 直径 | 18cm | 15cm | 約20.5cm |
| 重量 | 約420g | 約240g | 350〜390g |
| 特徴 | 大きめで弾みやすく続けやすい(初心者向け) | 小さく芯をとらえるのが難しい(上級者向け) | 試合で実際に使うボール |
2つに共通しているのは、どちらも通常のサッカーボールより弾みやすいという点です。芯に当てないと変な方向に飛んでいくので、自然と「ちゃんと真ん中で蹴る」感覚が身につく設計になっています。
その上で2つの違いは「難しさの度合い」です。
- ヘビータイプは直径18cmと2つの中では大きめで、弾み方も比較的コントロールしやすい
- ノーマルタイプはさらに小さい15cmなので、当てる面積が狭くなる分、芯を外したときのブレが大きくなる
私が買ったのは、ヘビータイプ(LBH18)とノーマルタイプ(LBN15)の2つ。
長男はサッカーを始めてまだ数ヶ月なので、まずヘビーで感覚をつかみ、慣れてきたらノーマルに挑戦する作戦だ。両方ともゴム素材で、リフティングマニュアルが付属している。
どちらを選ぶか
迷ったときの判断基準として参考にしてほしい。
| ヘビー(LBH18) | ノーマル(LBN15) | |
|---|---|---|
| こんな子に向いている | リフティングが10回以下の初心者 | 安定して20〜30回以上できる子 |
| 難しさ | 弾みやすく当てやすい | 小さくブレが大きい |
| 使い方 | まずはここから始める | ヘビーに慣れたら次のステップ |
迷ったらヘビー(LBH18)から始めるのがおすすめだ。 最初は通常のボールと感覚が違って戸惑うが、慣れると「芯で蹴る」感覚が自然と身についてくる。
ロフトに練習スペースを作った
ボールが届いたとき、長男が「届いたー!」と飛んできた。
箱を開けて2つ並べると「ちっさ」と一言。確かに通常のボールと並べると明らかに小さい。
さっそく蹴ってみると、跳ね方が全然違う。「なんか変な感じ」と言いながら、それでもずっと蹴り続けていた。
芯を外すとぴょんと変な方向に飛んでいくので、なんとかしようと試行錯誤している様子がおもしろかった。
さっそく練習場所を考えた。
うちにはロフトがある。ただ、長い間ほぼ物置になっていた。
「そこなら他の場所の邪魔にならないし、ちょうどいいのでは」と思い、長男のために大掃除することにした。
段ボールや季節物の荷物をかき出すこと半日。ようやくボールを蹴れるスペースが確保できた。
ただ、ロフトなので天井が低い。
ジャンプすると頭をぶつけるくらいの高さしかない。正直「ここで練習になるのか?」と半信半疑だったが、長男は気にせず練習を始めた。
天井ギリギリを意識しながら、小さな動きでコントロールする。むしろそれが良かったのかもしれない。大きく蹴り上げることができない分、足元の細かい感覚を磨くことになったようだ。
2週間の成果
| 購入前 | 2週間後 | |
|---|---|---|
| 安定してできる回数 | 1〜2回 | 3〜5回 |
| 最高記録 | 5回 | 10回 |
毎日ではないけれど、気が向いたときにロフトでボールを蹴っている姿を見かける。
「ご飯できたよ」と呼んでも「あとちょっと」と降りてこないこともしばしば。
弟たちがロフトに上がりたがって邪魔することもあるが、長男が「あっち行って」と追い払っていた。自分のスペースに愛着が出てきたのかもしれない。
リフティングだけでなく、ボールタッチの練習にも使っている。足の裏で転がしたり、インサイドで細かく触ったり。
小さいボールを正確に扱う練習は、通常のボールのコントロールにも効いてくる気がしている。
「今日10回できた」とさらっと報告してきたときは、思わず「おお!」と声が出た。
400回には程遠いけれど、5回から10回へ。これが長男のペースで、それでいいと思っている。
ちなみに次男もサッカーをやっているので、最近は「自分もやりたい」とロフトに上がってくることがある。
兄弟で取り合いになるのはまだ先の話だと思っていたが……そう遠くないかもしれない。
まとめ
- 効果:専用ボールがあることで「練習しよう」という気持ちが続く。2週間で最高5回→10回を達成。
- どちらを選ぶか:まずはヘビー(LBH18)から。リフティングが数回の段階にはこちらが合う。ノーマルは次のステップで。
- 練習頻度の目安:毎日でなくていい。気が向いたときに10〜15分やるくらいのペースで続けやすい。
- 室内練習の注意点:窓・照明・家具の位置を確認してスペースを確保する。天井が低い場所でも使えるが、むしろ大きく蹴れない分、足元の細かい感覚を磨くのに向いている。
400回への道はまだ長いが、焦らず続けてくれればそれで十分だ。
この記事で紹介したグッズ
molten リフティングボール ヘビータイプ(LBH18)
molten リフティングボール ノーマルタイプ(LBN15)

